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企業レポート/採用動向
特集:世界・日本のNo.1企業<四国化成工業株式会社>

「ここがすごい!香川の企業」
特集:世界・日本のNo.1企業
第四回
四国化成工業株式会社
レポーター:伊澤啓、宮内瀬奈
No.1の製品
プリント配線板向け防錆剤
シアヌル酸誘導品

わたしたちが生活していく中で欠かせないものと言えば携帯電話、学校や地域に必ず設置されているプール。それらに欠かせない役割を担っているのが、実は四国化成の製品。いろんなことにチャレンジする社風は、この製品づくりにも活かされています!そして、社是である「独創力」のもと、独創的な知恵とアイデアで社会に貢献したいと願う社員の志を総称して「カセイ人」と呼んでいます。
今回インタビューにご協力いただいたのは、人事部の渡辺圭一さん(写真左下)、火物洋子さん(写真右下)、そして入社1年目のお2人、化学品研究・開発 機能材料チームの武田琢磨さん(写真右)、経営企画室の廣瀬裕美さん(写真右から2番目)の4人の方々です。それでは早速インタビューに参りましょう♪

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特集:世界・日本のNo.1企業<四国化成工業株式会社>

人事担当者の方へのインタビュー
社員全員がいろんなことに
チャレンジできる!
仕事にやりがいが持てる会社です
四国化成工業株式会社
人事部係長 渡辺圭一さん(写真右)
人事部 火物洋子さん(写真左)
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まず、No.1製品である「プリント配線板向け防錆剤」「シアヌル酸誘導品」の内容と特徴について教えてください。
  「プリント配線板向け防錆剤」として「タフエース」があります。こちらは青い液体の製品で、例えば携帯電話の中にもあるプリント配線板(緑色の板)の銅回路の表面を良好なはんだ付けのために錆びから守るのに使われています。
 プリント配線板へICチップなどの電子部品を搭載するためにははんだ付けが必要ですが、環境問題の観点からヨーロッパを発端に世界の主流となりつつある鉛の入っていないはんだは融点が高く、はんだ付けのときプリント配線板の表面は200℃以上の高温になります。「タフエース」はそのような高温でも性能が 世界トップシェアのタフエース(青い液体の部分)
劣化しない製品で、高密度化など進化の速い基板技術の要請に応えて、国内・世界ともに第1位という販売シェア(製品における国内シェア8割、世界シェア6割)を誇っています。
 もう一方の「ネオクロール」は、プールで使われる消毒剤。学校のプールなどの底に白い円形の消毒剤が沈んでいるのを見かけたことがあると思います。日本では季節が限られていますので、海外への輸出が中心です。特にアメリカには、庭にプールがある家庭も多く、このような消毒剤を店頭で販売することができるので、輸出量が多いですね。こちらの商品も国内第1位の販売シェア(製品における国内シェア4割)を持っています。

製品や技術の強みについて
 「タフエース」については、はんだ付けをしたときに表面をコーティングしている成分が消滅するため、有機溶剤などで除去する必要がなく、有機溶剤除去のためのコストが削減でき、環境の汚染もないというところが大きな強みですね。
 「ネオクロール」については、通常、紫外線を受けると殺菌能力が落ちてしまう消毒剤が多いのですが、ネオクロールの場合、他社品に比べてその能力が持続するのが特長です。また、塩素成分が薄くなるとネオクロールを自動で供給する装置と共に使用することで殺菌消毒の能力を一定に保つことを可能にしています。

これから力を入れていきたい事業は?
アルミと外装用の塗り壁材(黄色部分)を組み合わせた車庫の「マイポート」。 当社は化学品と建材の事業をしていますが、それぞれの事業の強みをさらに伸ばしていくことが重要だと考えています。
 当社の化学品は、ニッチな分野で高いシェアを持つ製品が多いのが特徴です。そのメリットの一つである高い情報収集力を基に、現行商品の周辺や技術面の強みを活かしたさらなる取り組みを行っています。
 建材については、競合他社と比較して、室内外の塗り壁材とエクステリア(住まいの外部空間。門扉や車庫など)という両方の商品群を持っているのが当社の強みです。そこで、当社にし  アルミと外装用の塗り壁材(黄色部分)を組み合わ かできないトータルコーディネートを提案していこうと考えていま せた車庫の「マイポート」。
す。

社内の雰囲気について
 一言で言うと、真面目な人が多いですね。真面目だけれども自分の考えをしっかり持っていて、その考えを言葉で伝えることのできる社員が多いと思いますね。
 また、社歴や学歴に関係なく、1つの仕事を達成すれば、次にまた新しい仕事にチャレンジできるというところがあります。そこが、大きな自信とやりがいに繋がっていますね。
また、同僚の誕生日をみんなでお祝いをするという部署があったりと、アットホームな一面もあります。

福利厚生について
 当社はサークル活動が盛んで、フットサル、トレッキング、テニス、サイクリングなど様々なサークル活動を行っています。(ちなみに、渡辺係長は4つものサークルで活動しているそうです!)
 また、年間休日は120日。有給休暇は新入社員でも入社時に9日付与され、初年度は合計12日あります(法定では入社半年後に10日)。
 育児休暇は、平成4年4月から現在にかけて53人が取得しています。育児休暇を取得することは仕事を続けていく上で必要なことです。ほとんどの方が、出産後はそのまま休んでもらい、働ける状態になったら仕事に復帰しています。

求める人材について
 当社が掲げている、「独創力」を磨き、その志を実現できる方で、個性とバイタリティのある人材を求めています。前向きにチャレンジしたことは、たとえ失敗しても、それは許されます。失敗を成長への力に変え、次の仕事に役立ててくれるようなバイタリティを持っていてほしいですね。

これから就職活動をする学生に、メッセージをお願いします。
 最近は、ネットの情報のみに頼る学生の方も多くなってきましたが、インターネットで得た情報だけでなく、実際企業に足を運び、その会社のいろんな方と話をして、就職先を決めるべきではないでしょうか。
 そこで初めて、企業の雰囲気が肌に合うかどうか、自分の希望に合った企業かどうか分かるのでは。そこで良いと思った企業ならば、自信を持って一生付き合えるでしょう。そうした行動力とガッツがある人材を、企業も求めています。

− 渡辺圭一さん、火物洋子さん、ご協力いただきありがとうございました! −
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特集:世界・日本のNo.1企業<四国化成工業株式会社>

入社1年目!新入社員の方へインタビュー
入社1年目でも上司に意見の
言える環境。
仕事に行くのが毎日楽しみです!
四国化成工業株式会社
化学品研究・開発 武田琢磨さん(写真左)
経営企画室 廣瀬裕美さん (写真右)
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まず、入社を希望された理由について教えてください。
(武田さん)
 まず、大学と大学院で学んだ有機化学の知識を生かせる仕事ができること。次に、高知県出身なので、地元である四国の企業であること。この2つを重点的に考えて就職活動をしました。そのなかで、説明会で出会った先輩社員の方々に独創性とバイタリティを感じ、非常に魅力的だと思い入社を希望しました。
(廣瀬さん)
 わたしは香川県の出身で、香川県に愛着があり、こちらで根を張って仕事をしたいと思ったのが1つ目の理由です。次に、文系出身だったので、理系の方が多い会社の方が強みを活かせると思いました。また、日本の強みであり、自社の製品に自信や愛着を持てる「ものづくり」をしている会社に入りたいとも考えていました。
 就職活動の中で重視していたのは、その会社のカラーや社内の方が自分に合うかどうかという点です。人事の方や、先輩社員の方々の話を伺い、「ここは自分が長く勤めていける会社だな」と確信しました。

仕事内容について
(武田さん)
化学品の研究開発が担当で、新商品の開発を行っています。また、開発した新商品を製造してくれる工場との連携やフォロー、顧客メーカーとのやり取りなど、総合的に開発にかかわる業務をしています。
(廣瀬さん)
今は事業の勉強をすることが多いですね。これまでの経営計画をさかのぼって見たり、取締役会や執行役員会の資料を読んだりして、現在、会社が直面している状況を勉強しています。また、その経営計画を立てるための学術的な勉強もしています。

職場の雰囲気について
(武田さん)
 わたしのチームは、自他共に認める個性的な人の集まりで、和気あいあいと仕事をしています。その中で、自由に意見を言える雰囲気があり、非常にやりがいのあるチームだと感じています。
(廣瀬さん)
 わたしの部署も、人と人との関係は良好だと思います。仕事をしている時は、当然、皆さん真面目ですが、一年目のわたしも上司と世間話ができる程、上下の壁がありません。和やかな雰囲気で、とてもいい関係で仕事をしています。

入社する前と入社後の現在では、会社に対する考え方やイメージが変わりましたか?
(武田さん)
 不思議なことに、まったく変わりません!説明会や面接などで感じたイメージ通りでした。そのおかげで、すんなり仕事に入っていけました。
(廣瀬さん)
 わたしもそんなにギャップは感じていません。内定を頂いてから入社するまでの約1年間の間に、内定者同士で集まる機会や会社の事業所をいくつか訪問する機会を作ってくれたためだと思います。徐々に会社のことを知り、なじむことができたので、あまりギャップは感じませんでした。
 また、わたしは自転車で通勤しているのですが、会社に来るのが楽しく、毎朝、すごく幸せそうな顔をして自転車をこいでいると思います(笑)!

入社してよかったと思うのは、どんな時ですか?また、失敗談があれば、教えください。
(武田さん)
 入社1年目で、部署に配属されてまだ2か月なので、最初は事務的な仕事や上司に言われた通りの仕事しかできないと思っていました。ところが、上司もわたしの意見を聞いてくれたり、また、「こういうものを作ってほしいが、少し自分でやり方を考えてみなさい」と自分で考えるチャンスをくれたりします。そういう時に、四国化成に入って良かったなと思います。
 失敗談は、仕事で使用する非常に高価な測定器があるのですが、その使い方を何回か間違ったことがあります。入社して2か月、少し慣れてきた頃なので、今こそ初心に返って気をつけなければと思っています。
(廣瀬さん)
 同期がすごく仲がいいんですよ。研修中の2か月でよくぞここまでというくらい仲良くなりました。ですから、この同期に出会えたことが良かったなと思います。また、上司の方々からわたしを育ててくれようとする気持ちを感じ、入社して良かったと心から思います。
 失敗談は、毎朝お弁当の注文をするのもわたしの仕事ですが、ある日、なぜか室長のお弁当だけ注文するのを忘れてしまいました。気付いて、すぐに室長に謝ると、快く許してくれました(笑)。それからは、やり方を改善しましたので、もう絶対に忘れません。

1日のタイムスケジュールについて
(武田さん)
 平日は、始業時間が8時15分ですが、7時30分には出社して掃除をしています。そして、17時に会社が終わります。残業があるときは、それ以降も会社に残りますが、わたしの部署では忙しくても21時までには帰れます。また、残業がないときは早く帰るようにしています。社会人になりますと、なかなか趣味に時間取れませんが、平日でも時間があるときは趣味に使うようにしています。
 休日は、いつも7時前には起きて、できるだけ外に出ようと思っています。うどんを食べに行ったり、できるだけ体を動かそうとジムに行ったり、ゴルフに出かけたりしています。
(廣瀬さん)
 先日のスケジュールを例に挙げると、始業時間のだいたい10分前に出社しました。1つ大きな仕事に関わらせてもらっているので、その仕事の関係で一旦丸亀工場に出向き、午後に再び会社に戻って事業の勉強をしました。私の部署は仕事がないのに残業するという雰囲気は全くありません。
 今は寮で暮らしていますが、休日になると実家に帰ります。休日には、朝5時半に起床し犬の散歩をしてから、買い物に行ったり地元の友人と遊んだりしています。

ご自身の今後の目標について
(武田さん)
 研究開発ですので、やはり自分が開発し担当する商品が1つはほしいと思っています。また、趣味にも力を入れてプライベートも充実させたいと思います。
(廣瀬さん)
 簡単に言うと「役に立ちたい」と思っています。今は勉強しているという状態なので、自分で何か意見を持って言えるようになりたい。そのために、自分の強みとなるような分野を作りたいですね。そうすれば、自然と自信もつくし、仕事も回ってくるようになると思います。今は幅広く勉強している状況なので、これからいろいろなものを身につけて、周囲の役に立ちたいと思います。

これから就職活動をする学生に、メッセージをお願いします。
(武田さん)
 今までの人生を振り返ってみて、一番自分のことを考えたのが就職活動の期間でした。その時期に、自分というものをもう1度考えていただきたい。自分を振り返れば、悩むこともあると思いますが、むしろいっぱい悩みましょう。内定を貰えないこともあると思いますが、それは縁がなかったと割り切って、自分が納得のいく答えを1つでも見つけてもらえたらと思います。
(廣瀬さん)
 わたしも同じで、就職活動の時期ほど、自分を見つめなおす機会はないと思います。これまでの人生の中でも、あれほど自分と対面する機会はありませんでした。自分がどういう人間であるのか、どういう強みがあるのか、何を望んでいるのかなどなど、しっかり考えてもらいたいですね。
 もう一つは、くじけないでほしいということです。学校に行きながら就職活動をするということは、体力的にも精神的にも負担がかかりますが、この機会を十分に生かしてほしいと思います。

− 武田琢磨さん、廣瀬裕美さん、ご協力いただきありがとうございました! −

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特集:世界・日本のNO.1企業<株式会社ヒューテック>

「ここがすごい!香川の企業」
特集:世界・日本のNo.1企業
第三回
株式会社 ヒューテック
レポーター:高橋来
No.1の製品
シート面検査装置、印刷検査装置


 ものづくりを行う企業は多くありますが、そこで顧客に認められるための大事な要因は何でしょうか?
製品の価格…性能…デザイン…それらも大事ですが。
近年、品質管理こそがどの企業にとっても不可欠な要因なのではないでしょうか。
品質を安定的に維持できてこそ顧客から信頼される企業となり得ます。
そこで活躍しているのが「検査装置」なのです。
そんな検査装置の開発・設計・製造・販売・メンテナンスまで一貫して行なっているパイオニア企業が、高松市林町に本社を構える「株式会社ヒューテック」です。
 今回インタビューにご協力いただいたのは、同社の総務部副部長 多田 健二さん、総務課課長浅尾 武史さん、宮井 奈美枝さんの三人です。

まず、No.1製品の内容と特徴について教えてください。

 シート面や印刷面での検査装置システムが主な商品です。検査対象に光を当てて、カメラで“欠点、すじ、よごれ、異物混入”を検出し、信号を送ります。
以前の検査工程は出来上がったものに対して検査をしていましたが、当社は製造工程ラインの中に検査装置を組み込み、製造中の対象物を監視し続ける「QC(Quality Control)インラインシステム」というものを世界各国のメーカーに提案・提供しています。不良品が見つかると、すぐに次工程にその情報を流して対処します。
これによって、不良品の発生率(歩留まり)を低くすることが出来ます。製品が完成品になる前に改善できる点が強みです。


製品の強みについて

 検査装置のパイオニアとして30年間顧客のニーズに応えてきた、その技術とノウハウが強みです。
ほとんどの商品が、オーダーメードであり、顧客に合わせてカスタマイズするので、取引先とのパイプが強くなり、リピーターが多いのが特長です。
私たちの製品は各メーカーの製造現場で活躍しているので、一般の方には馴染みがないかもしれません。
でも、私たちの創り出す検査装置=“エレクトロニクスの眼”を通過した素材や部品が商品となって、私たちの日常生活に溢れています。
その点から言えば、各メーカーの縁の下の力持ち的な存在です。

なぜ検査装置の技術が生まれたのですか?


 ヒューテックは富士塗油器というメーカーとしてスタートしました。その中で新しい事業として表面検査が始まりました。それを事業の柱にするつもりではなかったのですが、顧客のニーズに応えるため取り組み始めました。
現在のような光学系のことをやるという確固たる方向で、ヒューテックが立ち上がったわけではなかったのです。
しかし、顧客である鉄工所の移動式クレーン(クラブ)の位置を決める際、それまでは熟練工の手に頼っていたものを、クラブセンターマーカーというものを導入して解消したことなどがあり、すでに光学の技術は持っていました。

海外進出について

 検査装置のニーズがあるのは日本国内だけではありません。アジア・ヨーロッパ圏はもとより、アフリカ、南米に至るまで製造メーカーは世界に多々あるので、ニーズも世界各地にあります。
世界中に、いろいろな製品や様々な製造工程がある中で、共通なのは、品質をハイレベルに維持・保証して、なおかつ迅速に提供することです。これが出来なければ、どの企業も生き残れなくなることでしょう。
品質管理や保証の仕方は、各企業によって異なりますが、検査装置には一種の普遍的なものがあると考えています。検査装置分野は、グローバルニッチ的な市場として拡大していますので、今後も海外にはどんどん進出していきます。

香川に拠点を置いている理由、利点について


 もともと香川発の会社であることが大きいのですが、当社の近くにある協力会社と一緒に成長してきたので、作業しやすい環境にあったことが大きな要因です。
世界規模で躍進している大手企業の方が、当社の製品を使うために、わざわざ高松まで来てくれるというのが、わが社の楽しみでもあります。
ですから、これからも高松に本拠地を置き、ここから世界に技術を発信していくというスタンスを取り続けていきたいですね。
また、香川の企業がこの地で世界に先駆けて検査装置を開発し、検査機業界というマーケットを創出し、大企業に負けずに、トップシェアを堅持しているという誇りもあります。

社内の雰囲気について

 
 当社は、働いている一人一人の社員を大切にしており、「人材」ではなく「人財」と呼んでいます。
社員を大切にする心を経営方針(大家族主義経営)にも掲げ、苦しい時期も共に乗り越えてきました。
また社員同士や経営陣との垣根もなく、正月には鏡割りをして、皆でぜんざいを食べたりしています。
同好会・クラブ活動や社員旅行もあり、そこでは違う部署の話や、昔の話なども聞けて勉強になりますね。

求める人材について

 基本的に技術職が多いのですが、文系出身でもエンジニアになっている社員もいるし、理系でも同期がやっている業務を見て営業に移った人もいて、理系・文系の垣根はありません。
ですから、あまり気にせず文系の方にも応募してほしいですね。
当然、相応の努力が不可欠とはなります。
大切なのは、ご自身の生き方を含めた前向きな気持ちや考えと、柔軟な発想を持つことだと思います。
また、就職活動で企業が求める項目にはコミュニケーションと書かれていることが多いのですが、メンタル面も大事だと考えています。
お客様も自社製品の品質向上のため必死です。
自社を代表して、当社に対して厳しいニーズを寄せてくる場合も多々あります。
ですから、そのようなお客様から感謝される時は本当に至福の時です。営業担当社員やエンジニアにとって、達成感もひとしおだと思います。


これから就職活動をする学生へのメッセージ

 当社は事業や製品の特質からBtoBであり、学生の中で当社に馴染みのある方は、いないかもしれません。
しかし、昨年などは自分たちが思った以上に、多くの学生の皆様が関心を持ってくれました。
就職先の決め手は一人一人違うと思いますが、まずは本当に自分のやりたいことを探してほしい。そして、当社が持っているものと自分がやりたいことが一致する点が見つかれば、ぜひ来てほしいと思います。
当社は検査装置という精密機械を通じて、もの作りが好きな人間が集まっています。昨今は就職温暖期と呼ばれている一方で、ミスマッチもたくさん発生していると聞いています。
しかし、新聞等で騒がれている離職率は、当社にとっては無縁です。
ヒューテック流の“もの作り”に興味がある学生には、ぜひご自身の眼で当社をご確認いただきたいですね。

レポーターの感想

 インタビューの後で工場の見学もさせていただきました。
同じような製品がずらっと並んでいるのではなく、一つ一つ大きさや種類も違い、顧客のニーズに合わせたオーダーメイドのものづくりというものを実感しました。
検査装置という普段は見ることのないシステムですが、液晶パネルの検査など、私たちの身近なものの品質を保証してくれているのがヒューテックの技術であることを知りました。そのような企業が私たちの近くにあることに驚きを感じるとともに、これからも香川を拠点に頑張っていただきたいと思います。(高橋)

会社名 株式会社 ヒューテック
本社所在地 香川県高松市林町1217番地
事業内容 オプトエレクトロニクス技術に加え、ハードウェア及びソフトウェア技術を駆使した各種検査システム(シート面検査装置、印刷面検査装置、X線厚さ計など)の開発・設計・製造・販売。
資本金 9,610万円
従業員数 200名 (2008.3月期)
HPアドレス http://www.futec.co.jp/
就職情報 リクナビ


| 「ここがすごい!香川の企業」 | 15:21 | - | -
特集:世界・日本のNo.1企業<株式会社ゼロム>

「ここがすごい!香川の企業」
特集:世界・日本のNo.1企業
第二回 株式会社 ゼロム
レポーター:宮内瀬奈、伊澤啓
No.1の製品
水晶ディバイスセラミックパッケージ用封着シール・光ピックアップ用半導体レーザー向けガラス端子用パーツ


私たちの生活に欠かせないものの一つとして、IT、情報機器製品があげられます。
そのIT、情報機器製品を構成している小さな部品。その小さな部品を造っているのが、株式会社ゼロムです。
今回インタビューにご協力いただいたのは、同社の取締役執行役員工場長の濱岡升光さん(写真右)、取締役員営業本部長の松尾秀昭さん(写真中)、総務部総務課長の戎井俊憲さん(写真左)の三人です。
まず、御社のNo.1製品である「水晶ディバイスセラミックパッケージ用封着シール・光ピックアップ用半導体レーザー向けガラス端子用パーツ」の内容と特徴について、教えてください。

 この製品は、リング状に加工された製品なんですよ。
携帯電話をはじめDVD、テレビなど様々なデジタル家電関係に使われています。
携帯電話に関しては、ワンセグなどの機能の差はあるのですが、今、日本のドコモやau、ソフトバンクの最新携帯には、この製品が4個から6個搭載されています。
この製品は、当社のこの小豆島工場と、100%出資のゼロムマレーシアの工場、それから外注協力工場とで、月産2億個ぐらい生産出荷しています。

それらの製品や御社の技術の強みについて、教えてください。

 我々プレス業界は、世界一安く大量に物が作れます。
それは上下運動だけで製品ができるからです。
但し、その製品を作るために金型が必要です。
また、作っていくうちにだんだん安くなる量産的な面も必要ですね。
当社には、金型部門も量産部門もあります。
小豆島の西村に金型工場があり、そこで自社金型を製作しており、その為にお客様の声をダイレクトに製品に反映できるのです。
また、国内だけでなく同一品質の製品をマレーシア工場で量産しています。
これが当社の強みですね。

今後のために行っていることは何ですか?

 我々ゼロムは平均年齢が若いです。
そういう若い人たちの集団ですから、将来熟練工が定年になり、技術が衰退することが世間で言われていますが我々は、まぁ若いですから将来性がまだまだあるというのも強みでしょうね。
その為にも、将来にむけての技術の伝承に組織として力を入れています。

御社で開発されたコア技術を他社に真似されないために行っていることは何かありますか。

 真似をされない…。
真似をしていただくのは結構なんですね。
出来るものなら真似してください、別にかまいませんよ。
製品を造るのに金型というものが必要なのですが、製品だけを見て、真似をするというのは極めて難しいんですよ。
真似されないようにするというのは、我々にはどうしようもないことなので、追いついてきたら我々がまた技術力を上げます。

原材料費の価格高騰など御社を取り巻く環境は日々変化していますが、そういた中で御社にとっての課題や今後の目標について、教えてください。

 材料が高くなると販売価格が高くなります。
やむを得ず、加工費を圧縮しています。
しかしながら、今までと同じやり方をすると材料費分だけ加工チャージが圧迫されてしまうので、やはり製品をいかに速く、多く作るか、ということが課題になりますよね。結果、前期は数千万円の削除に成功しています。

マレーシアに工場を置く理由と、その利点についてお教えください。また、今後他国に工場を建設する予定はありますか。
 

 一つは、日本で値段の合わないもの、もうこれ以上は安くできないものがマレーシアですと労務費が3分の1になりますので、自動化できない部分、どうしても人の手が必要な部分で効果が出てきます。
もう一つは、お客様が近隣の国々に進出されており、そのデリバリーにマレーシアはベストな国なのです。
将来は、日本人でなく現地の幹部が現地の経営を行い、近い将来中国などに進出の際には、日本からではなく、マレーシアから進出しようと考えています。

小豆島に工場を置こうとした理由は?

 社長が「インターナショナル瀬戸内匠構想」というものを持っており、この小豆島から世界に製品を発進したいと思っていたこと。
でも、実際には、高度成長期に大阪では、優秀な人が集まらなかったことがあります。(笑)

小豆島工場で働く方の人柄や雰囲気は?

 元気があることと仲間意識が非常に強いことですね。
都会の人と比べて、心が優しいといいますかね、全然違いますよ。
人が困っていたら助けようかとか、出来なかったらみんなでやろう、といった意識があると思います。
このことによって、今でこそ「匠の技術」と言われている当社の技術が構築されたと考えております。

社内外で行っている活動(イベント・ボランティア等)があったら教えてください。

 社員だけで一心会という親睦団体を作っています。
課長までの社員の集団で、例えばボーリング大会、バーベキュー大会や年末には忘年会を企画運営しています。
それから、一昨年にゼロムに社名変更してから、近くにある「ふるさと村」で地域の人や家族を招待して、ゲーム、バザー、屋台を企画したゼロム祭というお祭りを年に一回開催しています。

御社が社内で行っている施策や制度で、何か特別にしていることはありますか?

 毎年4月に、従業員に当年度の経営方針・事業方針説明会というのを実施しています。
全従業員や協力会社の人たちに参加してもらい、前年度報告を始め、今年度の計画を各部門長が周知徹底させるために説明、発表を行います。
同様に、仕入れ先様に対しても前年実績報告、今年度計画を発表し、調達部材の高騰対策などプラスダウンの協力をお願いしています。

御社が求める人材について、教えてください。


 元気で、明るくて、前向きな人。
自分で壁を作らないで、失敗を恐れず、チャレンジ精神のある人ですね。

最後に、これから就職活動をする学生へメッセージをお願いします。


 (濱岡さん)
弊社は、明るく前向きな人を求めていますが、そうは言っても、目立つ人と目立たない人っていますよね。
おとなしい、目立たない人でも正当に評価をしていきたい。
陰日なたなく、頑張ってください。
自分の目標を持って将来自分がどうあるべきなのか、会社に入って何がしたいのか、というのを明確にしてくだい。

(戎井さん)
とにかく真剣に履歴書を書いてください。
そして、問われていることや、自己アピールを確実に行ってください。
何が自分は得意なのか、自分の性格(長所)をきちっと一枚の紙面に落とし込む。
汚い字でもいいですけど、きっちりと書いてください。
この人は気合いを入れて履歴書を書いているのか書いていないのか、見た瞬間に分かります。
だから、自分の思いというものを紙面にしっかり落とし込んでほしい。
そのためにも何回も何回も第三者に見てもらい、どんどんアドバイスしてもらってください。

(松尾さん)
将来の人生像が自分の中でないのであれば、周りが就職するからといって就職しない方がいいと思います。
また、最近の子は個性がないので、もっと個性を出したらいいと思います。
独自性というのが必要ですね。

レポーターの感想

 インタビューに行き、会社に入った途端、社員の方々が大きな声であいさつしてくださり、すがすがしい気持ちになりました。
ゼロムは「まごころ、思いやりをもつ」という忠恕の精神を大事にされており、それが社員の皆さんにも浸透していると感じました。
また、携帯電話にもゼロムが作った部品が組み込まれていることに驚きました。
ミクロ単位の部品を造っていて、その精密さに感動しました。(伊澤)

 インタビューさせていただく前は、精密部品のトップシェアを誇る企業ということで従業員の方々も黙々と作業をされる方が多いのではないかと漠然と考えていました。
しかし実際に企業に出向き、インタビューをさせていただき、小豆島を後にして感じたこと、それは「心が温かく前向きな精神が、ゼロム社の技術力や競争力を伸ばしている」ことでした。
その根底にあるのが、風光明媚な小豆島という風土環境であることも確かです。
従業員の方々の「心」を作り上げ、グローバル経済の中で戦える「技術」を磨いている企業、それがXEROMであると思います。(宮内)

会社名 株式会社 ゼロム
所在地 (本社)大阪府豊中市(小豆島工場)香川県小豆郡小豆島町室生
(金型工場)香川県小豆郡小豆島町西村
事業内容 超精密・微細金属プレス加品の製造、販売
超精密金属プレス金型設計・製作、販売
電子部品組立製造、販売
資本金 2億9,500万円
従業員数 181名 (2008.3現在)
HPアドレス http://www.xerom.jp/
就職情報 マイナビ


| 「ここがすごい!香川の企業」 | 15:29 | - | -